AI(人工知能)時代における人間の社会的役割を問い直し、《歴史》?《文学》?《言語》?《メディア》?《人間心理》などを通じて人間としてより良く生きるためのコミュニケーション力と構想力を磨いていきます。
日本と外国の文学や言語を軸に、コミュニケーションのあり方を追究します。国際社会や共生社会に不可欠な言語コミュニケーション能力を培うとともに、日本を含む世界各地の文学作品を読み味わうなかで、言語表現の豊かさ?多様性を学びます。
人間は周囲のできごとをどんな風に受け止めて生きていくのだろうか?過去から現在まで様々な人々が、自分の置かれた時代や状況やその中で感じたり考えたりしたことを、言葉に書き表しています。それを読み解くことを通して、私たちも苦しさや悩みを乗り越える勇気を身につけましょう。世界と向き合いつつ、現代を生き抜いていくための柔軟な知恵、それが<教養>と呼ばれる力なのです。
日本と世界の歴史?文化を見つめ、国際的な相互理解の重要性を理解していくことで、他者への共感力を養い、現代社会を読み解くための広い視野の獲得を目指します。また、心理学や対人関係の基礎を学び、人間への理解を深めます。
人間は日常のなかで、笑い、悲しみ、また時に悩みながら、それぞれの社会生活を営んでいます。そうした日々展開される「現在」の人間社会とは、どのように作り上げられてきたものなのか。そして、どんな問題を抱えているのでしょうか。「過去」の歴史や、世界の多様な文化を学ぶことを通して、人間や社会を見る眼を養い、豊かな「未来」を切り開くための思考力を磨いていきます。
映像、音楽、広告、SNSなど、さまざまなメディアを横断しながら、コミュニケーションや表現文化の新たな形について考えます。生活に深く浸透したメディアとそれを用いる人間の営みを考察することで、メディアに囲まれた現代社会を生きる知を獲得します。
●メディア文化論 ●メディア教育論 ●ポップカルチャー論 ●ポピュラー音楽論 ●アニメ?ゲーム文化論 ●映像文化論
一つの分野の授業を集中して履修したり、学びたいことにとことん取り組んだり、自分のやりたいことを明確にしていくことができます。
「教員?保育士養成支援センター」のサポートのもと、中学校教諭一種(国語/英語/社会)、高等学校教諭一種(国語/英語/地理歴史)免許状を取得することができます。受講料無料の資格取得講座を受講できるエクステンションセンターでは、教員試験対策講座も受けられます。また、図書館司書や博物館学芸員に対応したカリキュラムも用意されています。
図書館司書とは都道府県や市町村の公共図書館、私立図書館などに従事する専門職員です。
資格を取得するためには、「司書養成科目を履修して卒業する」必要があります。
● 中学校教諭一種免許状(国語?英語?社会)
● 高等学校教諭一種免許状(国語?英語?地理歴史)
● 学校図書館司書教諭(教員免許状取得者が対象)
● 准学校心理士(教員免許状取得者が対象)
● 図書館司書
● 博物館学芸員
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● 公務員( 国家公務員、地方公務員 など)
● 教職、資格関係 (中学校教諭、高等学校教諭、図書館司書、博物館学芸員 など)
● 語学関係 (通訳、翻訳家、海外営業、貿易事務 など)
● サービス関係 (ブライダルプランナー、イベント企画、販売?受付?接客業、総合職、営業職 など)
● 旅行関係 (ツアーコンダクター、ツアープランナー、ランドオペレーター、カウンターセールス など)
● 出版?メディア関係 (編集者、ライター、取材記者 など) 他
少人数で専門科目の理解を深めるゼミナール。1 年次(教養演習)、2 年次(基礎演習)、3?4 年次(専門演習?卒業論文又は卒業研究)と、学年ごとに内容がステップアップし、無理なくディベートや発表、論文作成の技術が習得できます。
1年次 |
教養演習I?II「聞く」「話す」「書く」などの<ことば>を操るための基本的な力を養います。人前で話す、メモをとる、短い文章を書いてみる等の訓練を通して、一人ひとりの学生の中にある、思考力やコミュニケーション能力を掘り起こしていきます。 |
2年次 |
基礎演習自分の関心に即したゼミを選択します。 |
3年次 |
専門演習より深く学びたい分野を選択します。 |
4年次 |
卒業論文又は卒業研究大学生活の総仕上げ。 |
豊富な支援行事ときめ細やかな個別サポート
埼玉学園大学では、個々の学生の性格や希望に沿ったきめ細かい指導を心がけ、学生一人ひとりに対応しています。
キャリアセンター(キャリア支援課)では、スタッフ全員が、常時相談に応じ求人の紹介を行い、就職内定を得るまで継続してサポートします。
人間を理解する学びが、専門性を高め、人間性を磨きます。
人間文化学科の強みは、人文系の多彩な学問分野を学べること。多角的な視点を身につけることは、専門性の追求と並び、大学で学ぶ醍醐味です。4年間を通して、さまざまな考え方や価値観にふれながら、人としての生き方を学び、人間性を磨いてください。そのことが、人生を実り豊かなものにするための教養を築く土台となります。
人間文化学科 3年 海 老 原 さん(埼玉県立滑川総合高等学校 出身)
記憶の仕方や、効率の良い学習方法を学べる「教育心理学」や、生徒の気持ちに寄り添い、最適な指導論を学べる「生徒?進路指導論」といった、教師になるために必要不可欠な授業は特に楽しいです。これらの学習を通して、たくさんの人たちの価値観に触れられるよう日々意識しています。
人間文化学科 3年 森 さん(日本体育大学桜華高等学校 出身)
公務員は多くの人と関わる仕事。多様化する社会で、一人ひとりの価値観や状況に寄り添えるよう、ジェンダー学や社会学を通して視野を広げています。関心があるのは、公園でのボール遊び禁止や遊具の撤去による遊び場の減少。将来は子どもたちのために自由な遊び場づくりに取り組みたいです。
人間文化学科 4年 内 田 さん(埼玉県立越谷東高等学校 出身)
もともと世界史が好きでしたが、日本の歴史を知るにつれて、侍スピリットに感銘を受けました。博物館学芸員課程の授業はとても面白く、将来のために資格を取得しようと思いました。学芸員の国家資格を取得して、たくさんの人に日本の歴史を紹介したいです。
人間文化学科 3年 土 井 さん(東京都立足立西高等学校 出身)
「書誌学」では活字の歴史などの基本知識を学べ、アメリカの図書館の最先端事情も先生が話してくださるので知見が深まります。また、日本文学や日本史の授業では、ベストセラーの移り変わりや、日本の図書館の成り立ちなどを知ることができ、興味の幅がとても広がります。
人間文化学科 4年 仁 科 さん(文化学園大学杉並高等学校 出身)
「基礎演習」ではヒット映画を新しい視点から鑑賞し、「日本文学入門」では映画と原作小説を比較して、活字と映像では表現方法が違うことを学びました。「日本史学入門」では数百年前の人々の行動や考え方を知ることで、歴史を身近に感じることができました。
人間文化学科 2022年3月卒業 長 谷 川 さん(埼玉県立鳩ヶ谷高等学校 出身)
「英語圏文学講読」や「日本語コミュニケーション」では、自分の考えをわかりやすく文章にまとめる力が身につきました。「英語学」では英語の文献を読み、学生同士で意見を交換。一つの物事をさまざまな角度から観察する力がつき、自分と違う意見を素直に受け止められるようになりました。
人間文化学科 2022年3月卒業 池 田 さん(あずさ第一高等学校 出身)
小学生の頃から、ずっと教員に憧れていました。
母校の通信制高校を志望したのは、学校生活や勉強に悩みを抱えている生徒たちが
学びに前向きになれるようサポートしたいと思ったからです。
生徒たちには、自分の考えを自分の言葉で伝え、受け入れてもらう体験を
積み重ねることで、自信を育んでほしいと思っています。
そのために、グループワークやディスカッションを積極的に取り入れ、
生徒主体の楽しい授業を展開したいと考えています。
人間文化学科 2022年3月卒業 津 田 さん(松栄学園高等学校 出身)
運転免許を取得した時から車が大好きで、アパレル販売のアルバイトで
得た接客の経験も活かしたかったため、自動車ディーラーの営業職を志望しました。
中でもスズキは、ファミリー向けの自動車や初心者でも運転しやすい軽自動車が豊富で、
幅広いお客様と出会えることが魅力です。
自動車は大きな買い物なので、不安に感じるお客様も多いと思います。
そんなお客様の気持ちに丁寧に寄り添い、
ライフスタイルに合った自動車を提案していきたいです。
人間文化学科 2022年3月卒業 池 上 さん(埼玉県立川口青陵高等学校 出身)
高校時代から文章を書くことが好きで、大学で学んだ映画や歴史の知識も
活かせる仕事に就きたいと思い、印刷?出版業界を志望しました。
内定先の「各種宣伝媒体の制作を通して平和と民主主義を守る」という理念に
深く共感しました。入社後はお客様の声を制作物に反映させることで、
より良い社会づくりに貢献していきたいです。
また将来的には、好きな映画を通して社会問題をわかりやすく解説する媒体を
つくってみたいと思っています。
人間文化学科 2021年3月卒業 田 山 さん(第一学院高等学校 出身)
教員になろうと決めたのは高校生の時。大学では指導スキルの習得だけでなく、
大学や実習先での出会いを通し、幅広い学びや考え方を身につけました。
印象に残っているのは介護実習。
生徒たちができなかったことをできるようになるまでの過程に触れ、
感動と同時にとてもやりがいを感じました。春からは教員として教壇に立ちますが、
目標とするのは、生徒の可能性を存分に伸ばしてあげられる先生。
“誠”をもって生徒たちの成長を見守っていきたいです。
人間文化学科 2021年3月卒業 三 島 木 さん(埼玉県立戸田翔陽高等学校 出身)
内定先のチュチュアンナは、以前からよく利用していた大好きなお店。
インターンシップに参加して、企業理念や社員一人ひとりを大切にする
社風に惹かれ、「ここで働きたい!」という思いがさらに強くなりました。
私にはもともと「周りから頼られる人になる」という目標があり、大学では
自身の成長につながるよう、資格取得など色々なことに挑戦しました。
今後も向上心を忘れず、店舗経営に携わるスーパーバイザーを目指して頑張っていきたいです。
人間文化学科 2021年3月卒業 福 澤 さん(埼玉県立誠和福祉高等学校 出身)
入学前までは人見知りでしたが、大学の学友会に所属したことや
アルバイトを通し、人と関わる楽しさを学びました。
またコロナをきっかけに、非常時にも暮らしを支える仕事がしたいと
薬局を選びました。内定先の説明会では、高齢のお客様が
荷物を抱えきれず、1日に何度も来店する状況とその配慮について
教えて頂き、地域の方々を大切にする姿勢に強く共感しました。
春からは持ち前の笑顔を忘れずに、
責任感を持ってお客様の生活をサポートしたいと思っています。
人間文化学科 2021年3月卒業 清 水 さん(茨城県立土浦湖北高等学校 出身)
清 水 さんが選んだ授業
社会心理学 × メディア文化論 × 日本史概説
「社会心理学」で、日常の行動から人々の心の裏を読んだり、「メディア文化論」で、ニュースの背景を読み解き、ひとつの事象を多様な視点でとらえられるようになりました。この力を活かして、生徒一人ひとりの人間性としっかりと向き合いたいと思います。また、「日本史概説」は教員を目指す者として理想の授業。歴史の面白さを生徒に伝えられるようになることが目標です。
人間文化学科 2021年3月卒業 福 澤 さん(埼玉県立誠和福祉高等学校 出身)
福 澤 さんが選んだ授業
英語圏文学講読 × 文化人類学 × 社会心理学
「英語圏文学講読」では、シェークスピア作品などの分析を通して文化の違いを学び、「文化人類学」では、生活習慣や気候による文化の違いなどを考察しています。「社会心理学」は、社会的背景が異なる人々の心理を理解する大切さを教えてくれました。世界中の人々と接するために重要な「多様性」をこれらの授業から学んでいます。
人間文化学科 2021年3月卒業 秋 元 さん(埼玉県立進修館高等学校 出身)
秋 元 さんが選んだ授業
書誌学 × 日本文学概論 × 異文化コミュニケーション
「書誌学」は、本や活字の歴史など、図書館司書の基本知識が身につけられます。作品だけではなく、作者の生い立ちも学ぶ「日本文学概論」。この授業で得た小説の豊かな読み方を伝えることで本好きの人を増やしたいです。また、外国の服や建築物など、視覚を通して異文化を学べる「異文化コミュニケーション」で、司書に必須の教養も高めています。
人間文化学科 2021年3月卒業 田 村 さん(埼玉県立新座高等学校 出身)
田 村 さんが選んだ授業
日本語学 × 地誌学 × 中国語
日本語の成り立ちを学ぶ「日本語学」では、方言の移り変わりを調べたり、「地誌学」では、歴史や風土の違いによる各地域の特性を学んでいます。地域に根差した公務員に欠かせない「地域の魅力」を見出す力が身につきました。また、地元でも外国人の住民が増えているため、コミュニケーションのために「中国語」の授業で言語と文化も学んでいます。
人間文化学科 4年 下 山 田 さん(栃木県立上三川高等学校 出身)
下 山 田 さんが選んだ授業
博物館概論 × 美術史 × 古文書学
日本の歴史が好きなので、最初は社会科教員を目指していました。でも、博物館学芸員課程の授業が想像以上に面白くて、この分野をもっと深めたいと思ったんです。授業では博物館へ土器や古文書を見に行ったり、地元栃木の奇祭「ジャガマイタ祭り」の起源の調査などもしました。将来は地元の博物館に就職し、地域の人々に歴史を伝えていきたいです。
人間文化学科 2021年3月卒業 今 野 さん(埼玉県立誠和福祉高等学校 出身)
今 野 さんが選んだ授業
日本文学講読 × 英語圏文学概論 × 英語圏文学講読
小さい頃から読書が好きで、将来は図書館司書になりたいと思っていました。大学入学後、ゼミやインターンシップを通して実社会でいきいきと働いている社会人の方々と関わることで、今までの自分に無かった夢ができました。「ありがとう」の言葉を言ってもらったり、誰かの喜ぶ笑顔が見られたとき、その時が自分自身にとって、幸せな瞬間なんだ、やりがいなんだと気付かされました。